我孫子の課題、そして希望。

我孫子市の子育て支援、空き家、町並み、高齢化の課題を市民目線で考える地域ブログ。

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我孫子の商店街に、子どもの頃の思い出がある人も多いのでは

湖北台, 我孫子市, 商店街, シャッター商店街
湖北台中央商店街 Google Mapより

我孫子市で育った方、あるいは30年以上前に暮らしていた方の中には、
「○○商店街って、昔はにぎわってたよね」と思い出せる人も多いかもしれません。

お肉屋さん、八百屋さん、魚屋さん——
「今日これ安いよ!」と声をかけてくれる店主とのやりとり。
そんな、顔の見える買い物が当たり前の時代がたしかにありました。

でも今は、その商店街を歩いても、
シャッターが下りたままのお店ばかり。

でも今、同じ道を歩いてみると——
シャッターが閉まったままの商店が並ぶ光景に、言葉を失います。





なぜ我孫子の商店街は“シャッター街”になったのか

生活が便利になった一方で、
地域の商店街はいつのまにか、あまり行かない場所になってしまいました。

  • 駅前に大きなスーパーができ
  • コンビニやドラッグストアがどこにでもできて
  • ネットで何でも買えるようになり
  • 商店を続けていた方たちも、高齢になって引退されていった

今では、「あそこにお店ができても、正直行かないかも…」というのが、
多くの市民の正直な気持ちではないでしょうか。




市の補助金でお店を増やす取り組みもあるけれど…

これまで我孫子市では、シャッター商店街の再活用を目指し、起業支援や補助金制度を設けてきました。
中でも「空き店舗活用補助金」では、最大100万円(内装工事費・家賃補助を含む)の支援を受けることができます。

▶︎我孫子市 空き店舗活用補助金(公式PDF)

それでも、我孫子に暮らしている私たちからすれば、
「あのシャッター商店街、前と変わっていないような…?」
そんなふうに感じる方も多いのではないでしょうか。

実際に我孫子市も、補助金を使って開業した店舗が数年以内に閉店してしまうケースがあることを、課題として挙げています。
制度があるだけでは、継続的なにぎわいにはつながりにくい——それが、今の現実かもしれません。

確かに、他の自治体ではシャッター商店街の活性化に成功した例もあります。
でも多くの場合、それは次のような条件がそろっている場所です:

  • 駅前立地で人の流れがある
  • 若者やファミリー層が多い
  • 観光資源や地域資産が豊富

残念ながら、我孫子市のシャッター商店街が置かれている条件とは違います




実は、空き店舗の多くが「商店兼住宅」

我孫子の商店街には、お店と家が一体化した建物(商店住宅)がとても多くあります。

  • 店は閉めたけれど、奥では今も家族が暮らしている
  • 建物が古く、貸し出すには修繕が必要
  • 他人に貸すと、生活に支障が出そう
  • 所有者の方も高齢で、無理に収益化しなくても生活できている

つまり、「商店街、空いているから活用しよう!」と簡単にはいかない背景があります。



無理に“にぎわい”を戻すより、「話を聞く場」から始めたい

最近、「空き店舗をどうするか」よりも、
「誰にとっても納得のいく未来をどう作るか」が大事なんじゃないかと感じています。

市が主導して「こうしたらどうか」と制度を作るのもひとつですが、
私はむしろ、まずは所有者の方の声を丁寧に聞く仕組みが必要だと思っています

「貸すのが不安」
「どう手をつけていいかわからない」
「誰かに相談できたらいいけど…」

そんな声に応えられるように、
空き店舗・空き家・商店住宅の無料相談窓口ができたらいいなと感じます。

専門家とつながりながら、売る·貸す·残す·壊す…
どんな選択肢があるのか、一緒に整理できるような、頼れる相談先




商店街の未来は、「商売」じゃなくてもいいのかもしれない

お店として再生するのが難しいなら、
たとえば:

  • 住まいとして使う
  • 地域の集まりの場にする
  • 保育や福祉、こども食堂に転用する

そうやって、誰かが使ってくれる場に変えていけたら、まちの表情もきっと変わっていく気がします。




私たちが住むまちだから、一緒に考えていきたい


シャッターが閉まったままの商店街。
それを「問題」と決めつけ「にぎわい」という解を押し付けるのではなく、
「どうすれば、このまちで暮らし続けやすくなるか」
という視点で、オーナーの方々・住むわたしたちで一緒に考えられたらいいのではないでしょうか。

みなさんは、どう思いますか?🦫

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